五月書房から2009年に出版。
手作り弁当を推奨し、学校の弁当イベントや手作り弁当に対する著者の思いが分かる。
手作り弁当を食べた思い出があることが貴重な体験だということ。学生自らが弁当を作ることで感謝の気持ちが分かり、食べた人は元気になる。弁当を作ってもらった記憶があると「自分は大事にされている」と知ることができる。
「母の作った弁当に費やす一時間は、母の命を貰っていること・・・」などという話が印象に残った。
国産の肉でもそれらが食べた餌が外国のものだったら国産ではないようなものだということを考えると純粋な日本産の食べ物はめったにないということになる・・・。
高い米を買って食べる著者。例えばコンビニで毎日130円程のおにぎりを四個買って食べるとなると高くなり、炊いた米の方が得であることを言っている。
改めて弁当に対して色々考えさせられたし納得もした。