2002年5月に講談社から発行された本。 日本の病を時代ごとに取り上げている内容の本。病と共に暮らしてきた昔の人々の様子と疫病に対する考え方が分かる。 病は海外から持ち込まれるが病気の知識も海外から持ち込まれることが殆ど…
歴史
読書感想「歴史という教養」片山杜秀
河出新書、2019年1月に出版された本。 歴史好きこそ今一度歴史に対しての認識や考え方を振り返るきっかけと気付きになる内容の本。 印象に残った部分 歴史を知るには遠近両用な多角的な視点で歴史を謙虚に学び、過去と未来の歴史…
読書感想「魔除けの民俗学」常光徹
角川選書、2019年7月発行。著者は常光徹(つねみつとおる)さんです。 昔の人々の生活と隣り合わせである家や日常生活で使う道具に対する考えや扱い、禁忌とされた事柄や俗信などがまとめられている本。 日本の古い俗信や魔除け、…
読書感想「石に刻まれた江戸時代」関根達人
吉川弘文館より2020年に発売された本。 江戸時代の色々な石造物について調べられた本。 石造物は紙に書かれた古文書と違い、硬い石に文字を刻むのが容易ではない為に数が少ない。 石造物に刻まれた歴史やその土地や人物について刻…
読書感想「サンカの民と被差別の世界」五木寛之
講談社から2005年に出版。(五木寛之こころの新書シリーズ6) 本書は瀬戸内海の島々に暮らしていた人々の生活や歴史、差別問題などを民俗学者の沖浦和光氏のサポートと供に紐解いていく。 そして本書の後半では江戸時代の東京・浅…
読書感想「教養としての日本宗教事件史」島田裕巳
河出ブックスから2009年に出版。 宗教の歴史と近代日本の宗教までの歴史や事件史を知ることができる本。 はるか昔の日本は神道だったが、蘇我氏により百済から日本に仏像や仏画が伝来され、神道派で仏教反対派である物部氏と仏教派…
読書感想「明治維新とは何だったのか」半藤一利・出口治明
祥伝社から2018年に出版された本。 本書は明治維新について二人の著者(半藤氏と出口氏)が対話形式で語っているので明治維新についての歴史を知るには分かりやすいと思う。 徳川政権である江戸幕府から明治時代に変わるきっかけや…
読書感想「空白の日本史」本郷和人
扶桑社から出版(扶桑社新書、2020年1月発行)。 東京大学史料編纂所教授である著者が日本史に潜む空白の歴史を解釈している。 そんな「歴史的空白」を通じて日本の国の成り立ちを改めて考えるに適した本なので興味深く読める。 …