読書感想「糖質と血糖値の教科書」麻生れいみ・斎藤糧三

株式会社G.B.から2017年に発行された本。

糖質を取りすぎることによる血糖値の上昇は肥満や生活習慣病になる。

糖質と血糖値の勉強ができる。学生の教科書みたいで読みやすかった。

食生活を見直し、糖尿病や脳卒中、心筋梗塞、ガンにならないようにするために糖質制限は中年以降は気にしなくてはならないのだと実感する。

成長期の子どもは成長期なのでダイエットは不要であるが成人は健康に気を遣わなくてはならないのだ。

日本人は糖質を多く摂りすぎである。

白米、麺類、イモ類は食べ方を気を付けなくては糖質を摂りすぎる。給食で教わった「三角食べ」はご飯を摂ることで糖質の比率が多くなってしまうとのこと。

糖類ゼロの食品は代わりに他の多糖類や人工甘味料を使っている可能性がある。

糖質は単糖類、二糖類、多糖類に加え、糖アルコールと合成天然甘味料を含んだすべてを指す。加糖ブドウ糖液糖は清涼飲料水や納豆のたれ、めんつゆなどに含まれているがそれはトウモロコシのでんぷんを原料としている。

祖先は肉を主に食べていたが、現代は糖質を過剰に摂取している。

精製された白い食べ物は栄養が取り除かれてしまったものだ。体内での吸収スピードが速くなるが、玄米や全粒粉、雑穀米、は血糖値の上がり方が低いとのこと(GIが低い)。

食品の焦げは活性酸素を増やし老化の原因になる(食パンの焦げ、肉の焦げなど)。

脳卒中やがんの原因は高血糖、高インスリンであるとのこと。

アルツハイマーは脳の糖尿病とのことでアミロイドβという老廃物が脳に蓄積すると脳の移植が増えるというのだから糖質制限は肥満者だけに限らない・・・。

多くの人はミネラル不足。カリウム、マグネシウム、カルシウムは必要で、油は糖質より大事な栄養素である。

糖質制限をすると水分不足になる為、1日あたり1リットルの水を飲むことが理想で、こまめに水を飲むこと。

「見える糖質量」の章は、代表的な食品が写真付きで載っていて糖質量を角砂糖で表している。

飲み会の後にラーメンを食べたくなるのは低血糖によるものだから。

血糖値と歯周病も糖質の摂取量が影響しているとは・・・。

適度な運動や質の良い睡眠も必要だということは分かっているが、睡眠不足によってノンレム睡眠ができないことが血糖値を上げたり、心筋梗塞や脳卒中になる血管リスクが増えるというのでノンレム睡眠がとれているか気になってしまう・・・。

ストレスの慢性化や長期化でコルチゾールなどのストレスホルモンが分泌されることで血糖値が上昇する

糖質制限は将来の健康につながるというのだから、自分が食べる物はどのくらいの糖質や栄養が含んでいるのかと気にしなくてはならない。

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