読書感想「大学図鑑2022」オバタカズユキ

広告、建て前、裏取引一切なしで、有名大学83校の学生、OB、OGの人たちの生の声を集めて作った大学案内本。

大学は就職先や社会のニーズで選ぶよりは自分がやりたいことを優先しなければ大学生活は辛くなるかもしれない。

客観的な視点を持ち、自分が向いていそうな大学や学科はどこなのか?を考えなくてはならない。

大学に行けば就職が安泰と言うわけではなく、企業側がそれらの大学に対してどのようなイメージを持っているか?好感度がある大学なのか?も影響するのだなと感じた。「就職に有利」だということを重要視するあまりに自分が全然興味のない大学や学科に行くことは疑問であるとのことだ・・・。

学科によって通うキャンパスも違って来たり、キャンパスによっても雰囲気が違ってくるのだろう。

本書ではグループごとに大学を分けて解説しているが、Eグループに分けられた大学に対しては辛辣である。「どこに行くか?」の前に「なぜ大学なのか?」考えることや、「大学に進学していればエライと思っていないか?」等と書かれているくらいなのである。「そこは魅力的な大学であるのか?」と今一度大学進学以外の進路を根本的に見直すという手もある。要するに有名大学は企業からの受けがいいが、そうではない大学だったら、高卒と同じ就職先とさほど変わらないかもしれないということである・・・。

パンフレットやネットの人気の大学ランキングなどをうっかり信じてしまいそうであるが、自分で考える、調べることもしたほうがいいと感じた。

本書を見ると経済学部は大体が「チャラい」と書かれている。サークルはテニスサークルも社交性のあるみんなでワイワイするのが好きな人が多いのだなと知る・・・・。

就職先に有利であろうなと思うのは理系の大学だなと思った。

もしも自分が頭が良くてお金もあるならば、芝浦工学大学や東京理科大学、大阪府立大学、北海道大学等を志望するかもしれない。

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