ポプラ社より2021年に出版された本。 妻がマルチ商法にハマってしまい結果的に離婚した著者の体験談と、自身と同じく家族や知人がマルチ商法にハマって苦悩している人たちの事例をまとめた本。 マルチ商法にハマる人に苦労した人た…
社会
読書感想「90年代サブカルの呪い」ロマン優光
コア新書、2019年の本。 1990年代のサブカル(鬼畜系・悪趣味系)を著者の視点を織り交ぜて考察している。 鬼畜系を広めた雑誌や人物達、90年代サブカルチャーの内容、時代背景などが興味深い。 人権意識が薄いわりに建前重…
読書感想「家族という呪い」阿部恭子
幻冬舎新書より、2019年発行。 著者はNPO法人Wolrd Open Heartの理事長。全国で初めて犯罪加害家族を対象とした各種相談業務、支援、啓発活動をしている。 本書は夫や子ども、孫などの家族が犯罪者になってしま…
読書感想「良心をもたない人たち」マーサ・スタウト/木村博江(訳)
草思社から2006年に発行された本。 著者のマーサ・スタウトは米国の心理セラピストとしてトラウマを抱えた患者の治療をし続けた経験から、患者が「良心のない人」に苦しめられている事実に気づきこの本を発表。 25人に一人の割合…
読書感想「子どものうつがわかる本」下山晴彦
主婦の友社から2020年に出版。 子どものうつ症状とはどのようなものなのか?うつになりやすい子は?うつになったらどうすればよいのか? 1970年前後までは「子どもはうつにならない」と世界中では考えられていたが、今や子ども…
読書感想「サンカの民と被差別の世界」五木寛之
講談社から2005年に出版。(五木寛之こころの新書シリーズ6) 本書は瀬戸内海の島々に暮らしていた人々の生活や歴史、差別問題などを民俗学者の沖浦和光氏のサポートと供に紐解いていく。 そして本書の後半では江戸時代の東京・浅…
読書感想「空白の日本史」本郷和人
扶桑社から出版(扶桑社新書、2020年1月発行)。 東京大学史料編纂所教授である著者が日本史に潜む空白の歴史を解釈している。 そんな「歴史的空白」を通じて日本の国の成り立ちを改めて考えるに適した本なので興味深く読める。 …
読書感想「カスハラ」NHKクローズアップ現代+取材班編集
文藝春秋から出版。NHKクローズアップ現代+取材班編集の本。 「カスハラ」とは、「カスタマーハラスメント」の略である。 被害に遭う職業はサービスを提供する職種が多く、サービスを提供する仕事をする職員が客の暴言や暴力、度を…