読書感想「奈良美智 美術手帳全記事」

美術出版社から2013年に発売。

この本は「月刊美術手帳(1991~2013年)」に掲載されていたものが凝縮されています。

辞書並みにかなり分厚く、字も細かいのでなかなか読むのが進まない・・・。
そんな「奈良美智」氏の第一印象は「女性ではなかったの!?」です(←そこ?)・・・。
この「完全読本」を読むとパンク音楽が好きということで勝手な親近感を持った自分がいます。
図書館で、なぜこの本を手に取ったのか自分では分からない・・・。偶然なのは手に取った日が奈良氏の誕生日であったということでした(驚!)。
奈良氏は芸術大学に2度入学、その後ドイツに留学、活動は海外からで日本よりも海外での知名度が高かったようです。
キャンバスに描くより、ドローイングという印象。
細かくはまとめられませんが、作品に対して理屈や理論は関係ない。だったら何故英語が分からないのに洋楽を聴いて良い音楽と思うのか?という話が「その通り!!」とさらに共感。
絵のデッサンがああだこうだと完璧に描くのなら写真でいいじゃないのか、という話も、絵を描くことに「これでいいのか」とデッサンを追及するあまりに方向性が分からなくなりがちの人(←自分も一応絵のようなものを趣味で描くので・・・)にはありがたい言葉もありました・・・。

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