実業之日本社から2017年に出版。
江戸時代中期頃の歴史上の出来事を細かく分けて書かれている本。
歴史の本は活字が多い、歴史上の人物に興味を持てない、学校で習った主要人物しか分からない、徳川家の人物が多いので家康と綱吉くらいしか覚えていないという感じであるが、本書は教科書で習っていない人物や事件なども書かれている。
「生類憐みの令」は生き物に対する保護が過剰すぎた為ある意味悪政でもあったということだが、それを撤廃した家宣(いえのぶ)は人々にとってはありがたい存在だったろうと思う・・・・。
江戸時代の罪人は税負担を訴えた人物も含まれている為、罪人にされる人物は政府側に逆らった人物を罪人としたり、見せしめであった場合も多いのだろう(自分はハッキリ言って歴史には詳しくないし読んだ本の感想しか書けないので間違っているとすれば勘弁・・・・)。
もともと江戸時代の歴史に詳しい人にとっては本書は物足りないのかも知れない。
自分のように「歴史に少し興味はあるけれど本格的すぎない本がないかな?」という人にはまだ読みやすいだろうなと思う。