読書感想「こまったカタカナ英語」キャサリン・クラフト(著) 里中哲彦(訳)

中央公論新社より、2013年出版。

日本人が英語で通じると勘違いしがちな言葉を紹介している本。

英語圏の人には意味が通じないカタカナ英語をネイティブに上手く伝える為の文例が載っているので勉強になる。

この本の中で印象的だった日本人が勘違いしている言葉の一例・・・

〇「ガッツポーズ(勝利のポーズ)をお願いします」は「胃腸を突き出すポーズをお願いします」の意味になるので 「a Victory pose」と言う。

〇「ペットボトル」は動物を思い浮かべるので「a plastic bottle」が英語圏では正しい言い方。

〇「ムードのある」は「ロマンティック」と言う。ムードは「一時的な気分」ムーディーは「不機嫌」という意味である。

〇「オーバーだ」という言葉は英語圏からすれば「おしまいだ」「終わりだ」「殺された」などの意味になる。

〇「頑張れ!」と言う意味で「ファイト!」と叫ぶが、英語圏だと「殴り合い」をはやし立てていると思われる言葉になる。

日本人が普段何気なく使っているカタカナ英語が実はネイティブに通じないどころか日本人が「意味が通じる」と勘違いしてうっかり使いそうな言葉が結構あったので面白かった。

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