読書感想「後悔しない転職 7つの法則」石山恒貴

ダイヤモンド社から、2012年に発売。

転職で失敗するパターン、成功するパターンが書かれている。

転職した場合にどのようなリスクが降りかかるか?転職に対する覚悟がどれだけあるかを自分で確認できるのか?
転職市場をよく知る著者だから読んで納得した。

なるほど!と思ったのは、転職の為に資格を取ることが有利と思われがちだが、やみくもに資格を取れば転職に有利という訳ではない。

会社で働く為、職場で役立つ資格を持っていたとしても、その社員は初めから取得していた訳ではなく、仕事のスキルアップのために資格を取っているとのこと。

会社の為にもっと詳しく知識を得たい気持ちで資格を取るほうが良いのだろう。
それから、会社で自分の就きたい部署等に就き、望む仕事が出来る人は、「棚からぼた餅」的にただ運が良い人に見えがちだが、実は、本人が周りに意思表示をしてきた人でもある。

地道に社内で人脈を広げてきたのだという結果なのだ。

面接のやり取りの転職に失敗するタイプと成功するタイプを見てきた著者。華やかさを求める若者に幾度なく「またか・・・」とうんざりする「経営がしたい!」とアピールする転職希望者が経験がないのに経営を「華やか」だと勘違いしているという・・・。経営こそ資金繰り、数字のチェック、お客様の現場に行く・・・などの地味なことの積み重ねなのだという。

その他に、職場の「会社方言」のこともなるほど!と思った。

しかし著者は、転職を推奨しているわけではなく、転職する、しないは成果であって、今の職場に留まるのも立派な決断だとフォローしている。

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