読書感想「タータンチェックの歴史」奥田実紀

河出書房新社から2013年に発売。

日本では「タータンチェック」と呼ばれることがあるが、本来は「タータン登録法で」登録されたものしか「タータン」と呼ばないという。

この本は、スコットランド北部発祥のキルトの模様「タータン」の歴史と柄の種類の解説本ですが、このようなチェック柄のものを「タータンチェック」と何気なく思っていましたが、あの服のチェック柄は登録されていた「タータン」なのか、ただのチェック柄なのかと、この本を読むと気になってしまいます。

イギリスという呼び方も日本しかしなくて、正しくは「グレート・ブリテン」及び「北アイルランド連合王国」→ユナイテッド・キングダム(UK)ということ・・・・。

「タータンチェック」や「イギリス」といった日本しか使わない言葉を知ると毎度のこと「自分はホント何も分かっちゃいないな・・・・」と思い知らされますが、勉強になりました。

数々のタータンには目的や用途があり、モットーまであります。タータンの名前は人物の名前だったりしますがその人物の経歴などの説明もあり、恐れ多い気持ちにもなります。

これらの登録されているタータンの生地は日本では売っていないようです・・・・。生地が欲しい場合は、本場スコットランドで探すしかないとのことです・・・・。

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